補聴器を濡らしてしまった

補聴器を使っているお客様から慌てて電話がくることや、店頭に直接持参して「補聴器を濡らしてしまった」と言われることがあります。補聴器をしたままシャワーやお風呂に入ってしまったという場合が多く「壊れてしまうだろうか、どうしたら良いか」と心配なさいます。

水に濡らしたことが原因で起こる補聴器の異常としては

  1. ① 音が出なくなる
  2. ② 補聴器から異音が聞こえる
  3. ③ 音は出るが籠っていたり、割れていたりする

といった症状が出る可能性がありますが、慌てないでください。最近の補聴器は防水になっています。少々濡れた位ではすぐに故障したりはしません。

防塵防水性能IP68

最近の補聴器は品質検査において水深1.5メートルのところに補聴器を30分間放置しても使用可能という防塵防水性能を備えている機種が増えています。IP68とは「完全な防塵構造で、水面下での使用が可能」ということになります。
完全防水ではありませんが、少々水に濡れてしまっても耐えられるようになっています。
ただし、補聴器の内部に水分が侵入したり、残っていたりすると故障の原因になりますので、濡れた場合は補聴器を乾燥させましょう。

防塵防水性能IP68

  1. ① 電池を外す
    電池蓋を開けておきます。充電式補聴器の場合は電源をオフにしましょう。
  2. ② 乾燥する
    タオルやティッシュで補聴器の水分を拭き取りましょう。
    乾燥ケースや機械式の乾燥機に入れましょう。乾燥機能がある充電器をお使いの方はしっかりと水分を拭き取った上で充電を行いましょう。
    ドライヤーで乾燥させるのは止めてください。加熱によって損傷させる可能性があります。
  3. ③ 補聴器が動作しない場合は、販売店にご相談ください。

真水や雨であれば少々濡れた程度では直接の故障原因にはなりませんが、ポケットに入れたまま洗濯機で洗ってしまった。石鹸水や海水に落としてしまったといった場合は故障の原因となる可能性があります。ご注意ください。

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