補聴器の仕組み
補聴器は耳掛け型や耳穴型と形状に違いがあってもマイク・増幅器・レシーバーで構成されており、マイクで音を集め、増幅器で音を増幅し、レシーバーで音を発生させます。
最近の補聴器は音をデジタル信号に変換しDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)と言われる増幅器で処理を行うことにより、指向性や騒音抑制・ハウリングの抑制など、アナログ時代の補聴器より高度な増幅を行えるようになっています。
難聴者の聞こえ
加齢性(老人性)難聴に多く見られる感音難聴や混合性難聴は健聴者と比べると小さな音が聞こえにくくなるだけではなく、大きな音もうるさい!と感じる範囲が増えてしまいます。
聞こえ始めの『最小可聴閾値』とうるさい!と感じる『最大可聴閾値』の間、音が聞こえる範囲を『ダイナミックレンジ』と言い、これが狭くなると“小さい音は聞こえないのに、大きな音は殊更うるさく感じてしまう”ということが起こります。
リニア増幅とノンリニア増幅
音の増幅方法には大きく分けて全ての音を同じように大きくする『リニア増幅』と音の大きさによって増幅方法を変える『ノンリニア増幅』があります。
リニア増幅は音の大きさに関係なく、一定の増幅を行い、うるさい!の手前でそれ以上音量を上げないようにします。これは音が大きくなるとひずみが出る場合があります。
対してノンリニア増幅は小さい音は大きく増幅し、大きな音は抑えて増幅することで狭くなってしまったダイナミックレンジの中に小さな音から大きな音までひずむことなく聞こえる様に増幅します。
難聴によって増幅の方法が違います
外耳や中耳に原因のある『伝音難聴』の場合は小さな音から大きな音まで均等に増幅するリニア増幅が適しています。内耳や蝸牛・聴神経などに原因のある『感音難聴』の場合は小さな音はしっかり増幅し、大きな音は抑え目に増幅するノンリニア増幅が適しています。
小型で高音質へと進化する補聴器
補聴器は音をデジタル信号として処理するようになり、様々な増幅を行うことができるようになりました。ICチップの進化により小型でも高速で高度な処理が可能となり、補聴器の小型化・高性能化が進んでいます。
20年程前のご両親の世代が使っていた補聴器のイメージが強く残っているお客様は「補聴器を使うと雑音がひどいと言っていた」「常にピーピー音が出ていて不快だった」等々、補聴器にネガティブな印象をお持ちの方も、最新の補聴器を試していただくと小型で目立たず、雑音の少ない自然な聞えに驚きます。
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