補聴器を購入前のQ&Aはありますが……

これから補聴器の使用を検討しているお客様へ向けて「補聴器の価格は?」とか「補聴器の種類は?」のようなご質問をまとめたコーナーは良く見られます。
今回は、補聴器を使っている人からの質問についてまとめています。実際に使用しているからこそ出てくるご質問を集めてみましたので、ご一読ください。

Q.補聴器を使っていると耳が悪くならない?

A.適切に調整された補聴器で難聴が進行することはありません。
補聴器は厚生労働省の認可を受けた医療機器です。聴力を測定し、使用者に合わせて調整された補聴器で聴力が低下することはありません。
しかし、お友達から補聴器を譲り受けて使っているようなケースでは調整が合っていません。必要以上の音量が出ていると聴力低下の原因となる場合があります。
また、加齢や病気による聴力の低下は補聴器とは関係なく起こる可能性があります。聞こえの変化に合わせて調整を直しますが、補聴器で聴力の低下を止めることはできません。

Q.テレビを見ていると民放よりNHKの方が聞きやすい

A.民法の番組よりもNHKの方が聞きやすいという方は多くいらっしゃいます。
NHKでは高齢者にも聞きやすい音声提示技術を検討しています。 番組の背景音を小さくしたり、3次元配置のスピーカーにより音声と背景音の音源の位置を変えることで聞きやすくしたり、高齢者の苦手な音韻を強調したりといった複数の手法を組み合わせて聞きやすい番組制作を目指しているようです。
また、NHKのアナウンサーは1分間に300文字~350文字を読むそうですが、民放では1分間に500文字以上のスピードで話すアナウンサーもいるそうです。
日常生活でも早口の言葉は聞きにくいと感じます、他にも複数の人が同時に話すような番組は音声が混ざり聞きにくいと感じてしまいます。

Q.特定の人の話が聞きにくいことがある

A.相手の話し方、声質、話す場所によって聞きにくいことがあります。
上の回答にも記載しましたが、早口でお話する方の話は聞きにくいと感じてしまいます。また、マスクをしている人。・声が小さい人・滑舌が悪い人も聞きにくいと思います。
また、サークルや会議、レストランや食品売り場など人の多い場所や周囲がうるさい場所でも言葉の聞き取りは下がってしまいます。そういう場所では健聴の人でも聞きにくいため、難聴の人はより聞きにくく感じてしまいます。

Q.片耳の場合は良い耳に補聴器を使うのですか?

A.基本的には良い側の耳に補聴器を使いますが、聴力の状況により変わります。
片耳で補聴器を使っている友人が良い方の耳に補聴器を使っていると聞いて、補聴器は悪い方の耳にするものじゃないのか?と疑問に感じたそうです。

赤線が右耳・青線が左耳、線が下にあるほど聴力が低下しています。

通常、片側に補聴器を使用する場合は効果が大きい側へ装用を優先しておすすめします。

画像1の場合、両耳とも聴力が低下していますので、両耳での補聴器使用をおすすめします。お客様が片耳を希望される場合には聞こえの良い右耳の方が補聴器の効果が大きいので、右耳への使用をおすすめします。
画像2の場合、左耳は補聴器を使っても聞こえの改善が難しいため、聞こえの良い右耳への使用をおすすめします。
画像3の場合、右耳は健聴で十分に聞こえているため聴力が下がっている左耳に補聴器の使用をおすすめします。

Q.補聴器だと音楽に迫力が足りない

A.補聴器は元々会話のために作られており、人の声を聞きやすくするための仕組みが数多く搭載されています。しかし音楽の愛好家からは音質が変わる、音がハッキリしない、迫力が足りないといったお声をいただきます。最近の補聴器には雑音を抑える機能が搭載されており、音楽を聴いた際にもこの機能が働き、生の音と同じようには聞こえません。
補聴器によっては加工が少ない自然な音質に近づける音楽用のプログラムがある機種や、Bluetoothで補聴器から直接音楽を出力することができる機種もあります。これらの機能が美しい音楽を取り戻すための助けになるのではないかと期待しています。

お問い合せはお気軽に

補聴器を使用する前は「見た目が目立つと嫌だな」「価格が高いと聞いた」「補聴器は雑音が煩いのでは」といった不安な部分を気にする人が多いように感じます。
補聴器を使っている人は「補聴器をもっと上手く使いたい」「こういう話を聞いたがどうなのだろう?」といった補聴器をより活用する方法や、聞こえの知識に関する疑問が出てくるようです。他にご不明な点がありましたらお気軽にお問合せください。

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