まだ聞こえているのに補聴器は必要?

まだ聞こえているのに補聴器は必要?お店で相談を受けていると、お話がしにくいとご家族が困っていて補聴器を使って欲しいと思っているのに、肝心のご本人が
「まだ聞こえているから補聴器は必要ない」
という方に数多くお会いします。
まだ聞こえているのに補聴器は必要なのでしょうか?

加齢による難聴は高い音から聞こえにくくなる

STEP 1
加齢による難聴の場合、高い周波数を担当する有毛細胞からダメージを受けて甲高い音が聞こえにくくなってきます。最初は小さな高い音、例えば小鳥のさえずりや体温計のピピピ!という電子音が聞こえにくくなってきます。

STEP 2
聞こえにくい音が増えてくると少しずつ聞き間違いが増えてきます。話の内容が理解できず「え?もう一度言って」と聞き返しが増えてきます。さとう(佐藤)さんかとう(加藤)さんに聞えてしまったり、レストランなどでの会話に不便を感じたりするようになります。
ここで聴力を測ってみると30dBの大きさの音(健康診断の聴力検査で聞く、低い方の音の大きさ)が聞えていないという場合が多いのです。

STEP 3
「相手の発音が悪いから」「はっきり大きな声で話してくれないから」とそのままにしておくと、聞こえにくい範囲は広がっていきます。車が後ろから近付いても気がつかない、呼ばれても返事をしない、テレビの音量が家族と合わない等々不便な場面が増えてきます。

『聴力の低下=音が聞こえにくい』だけではありません

聴力の低下は音が聞こえにくくなるだけではありません音が聞こえにくくなるのは聴力の低下の症状の一つに過ぎません。
聴力の低下は下記のような状態を伴います。

  1. 声は聞こえているのに、言葉を聞き分けられなくなる。
  2. 雑音の中から聞きたい会話の音を選別できなくなる。
  3. 早口で話されると話の内容が理解できない。
  4. 小さい音は聞こえないが、大きな音は非常にうるさく感じる。

 

難聴がすすむと大きめの声でなければ聞き取れなくなってきます。聞こえにくいことが気になって人と話すのがおっくうになってしまうかもしれません。
何度も聞き返されると、相手も疲れて話すのが面倒になってしまいます。
聞こえの低下がコミュニケーションの減少につながり、脳への刺激の減少し、認知機能の低下や認知症リスクを高める、という研究結果が近年発表されています。

私達は音を「耳」で聞いて「脳」で理解しています

補聴器を使うとすぐに聞こえの問題が解決する訳ではありません。
聴力の低下を補い、音が聞えるようにするためには補聴器からより大きな音を出す必要がありますが、必要な音量が「耳」に聞こえてくると今まで静かな環境に慣れてしまった「脳」は『うるさい!』と感じてしまいます。
ご家族の声も大きく聞こえますが、自分の声も大きく聞こえます。今まで聞こえなかった様々な生活音(水の流れる音や食器が当たる音、新聞を広げる紙の音が、換気扇の音等)が聞えると、多くのお客様はこんなに大きな音がしていたのかと最初は驚かれます。
自分でも気づかないうちに、当たり前に聞こえていた様々な生活音を失っていたことを実感されるのです。

補聴器を使うには練習が大切です

年齢を重ね、少しずつ下がってしまった聞こえをもう一度取り戻すには時間が掛かります。
音を大きくすれば「耳」は聞こえるようになりますが、急な変化に「脳」がついて来ないのです。
そういう場合の調整方法として、最初は効果も限定的ですが、初心者用の小さめの音から初め段階的に音量を上げていきます。補聴器は「脳」のリハビリです、改善の度合いには個人差がありますし、どんな場所で使うのかにもよって違ってきます。
補聴器の電池交換や耳への装着などの取り扱いについても、年齢を重ねる毎にコツを掴むのに時間が掛かるようになります。
「最近ちょっと聞こえにくくなってきたな…」くらいの、聴力の低下で不自由を感じ始めた早い段階で補聴器の練習を始めた方が、音への違和感が少なく補聴器の使用に慣れる苦労も少なくてすみます。「脳」が言葉を判別する力を保持した状態でリハビリを始めることは、より高い聞こえの改善目標の設定が可能になり、聞こえにくい不便な時間を短くすることができるのです。

補聴器を使うには練習が必要です私達はお客様から生活のどの様な場面で困るかを伺い、聴力が30dBよりも低下している場合には補聴器の試聴をお勧めしています。STEP2のような状況が見られる場合は一度、きこえの相談にいらして下さい。
急に聴力が低下した場合は事前に耳鼻咽喉科を受診し医師の診断を受けることをお勧めしています。必要な場合はお店から耳鼻咽喉科へ紹介状を出させていただきます。
自分の聞こえの状況を正しく把握し、誰が、どこで、どの様に困っているのか教えて下さい。当店のスタッフと一緒に改善方法について考えましょう。

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